NEXT D

TOPICS

2021.01.30

久しぶりのただしい日本語講座

皆さん、こんにちは!!徳島の駅前にあるヨコミネ式駅前教室(ヨコミネ式保育園)、学童キッズネクストの姫野先生です(^-^ゞ

さて、今回久しぶりに行います、姫野先生の日本語講座は、保護者様にとっては少し触れたくない部分になるかもしれませんが・・・。

まず、こちらの文をご覧ください。
「文壇の、或ある老大家が亡なくなって、その告別式の終り頃から、雨が降りはじめた。早春の雨である。
 その帰り、二人の男が相合傘あいあいがさで歩いている。いずれも、その逝去せいきょした老大家には、お義理一ぺん、話題は、女に就ついての、極きわめて不きんしんな事。紋服の初老の大男は、文士。それよりずっと若いロイド眼鏡めがね、縞しまズボンの好男子は、編集者。」

これは、太宰治の「グッド・バイ」からの一節です。
この中に「初老」の大男という言葉が出てきておりますが、「初老」と聞くと何歳くらいの人を想像しますか?
現代の感覚からしますと60歳くらいを想像する人が多いのではないかと思いますが、正しくは40歳くらいの人を指す言葉になります。
もちろん今のように人生80年の時代に作られた言葉ではないので、今とは感覚が違うのでしょうが、上記のような文学作品を読むにあたっては、正しい登場人物を頭の中で描くためにも、きちんと知っておきたい言葉ですね。
(私たち世代としては、あまり知りたくなかった。という人もいるかと思いますが(笑))

子どもたちに正しいことを教えていくためにも、私たち大人が、言葉の正しい意味を知っておくようにしたいですね。
では、またの機会をお楽しみに(^_^)/~

一覧へ戻る